シート防水

シート防水(防水シートを敷き詰めるタイプの防水工事)

エコロジーに関する5つの特長
リベットルーフ防水は周辺環境はもちろん、自然環境と共存できることを開発のテーマに考えています。省資源・耐久性・分別解体・省エネ・CO2の削減、5つの特長がエコロジーに貢献します。
1.石油使用量の少ない製品です
リベットルーフは、塩化ビニール樹脂を主原料にした防水シートです。塩ビ樹脂は100%石油に依存する他のプラスチック製品と異なり、石油原料の使用量が40%、残りの60%は塩から構成されています。塩ビ樹脂は省資源型の材料といえます。
2.耐候性に優れた防水シートとして、世界でもトップレベルの水準
40年の施工実績に基づく屋上からの現物サンプリング、アリゾナ砂漠での屋外促進暴露試験、カーボンアークたメタルハライドランプなど人工光源を用いた促進暴露試験を駆使し、アーキヤマデ技術研究所では長寿命リベットルーフの製品設計を行っています。
3.アンカー固定工法は分別解体が可能です
最終的に建築物を解体する際には分別解体できることが必要となってきます。リベットルーフのアンカー固定工法は接着剤を使わずに部分的に下地を固定している工法なので、分別解体が可能です。
4.高性能断熱材の組込みが容易
リベットルーフ防水は断熱工法を推進しています。屋根をイソシアヌレートフォーム、フェノールフォームなどの高性能な断熱材で包み込むため、冷暖房効率を高め、冬は暖かく、夏は涼しい環境をもたらします。
5.CO2の排出の少ない工法です
ビル・住宅の建設に伴う排出量の中でも、発生するCO2排出量が極めて大きいのはコンクリート生成時です。リベットルーフは保護コンクリートを打設しない露出防水を標準としているので、CO2排出量も低いうえ建物への荷重も低減できます。


アンカー固定工法では、誘導加熱装置を使用して、下地に固定された専用ディスクとリベットルーフを接合することにより作業の標準化が実現でき、均一な施工品質が確保され、生産性も向上します。

多くの要求事項に応えるために
「リベットルーフ防水」は、建築物を構成する建築材料として要求される品質要求性能の他に、施工性や経済性、周辺環境や気候・天候からの要求事項などにも応える必要があります。
1・2.改修構法にはアンカー固定工法は定番です。
改修工事の際、既存防水を撤去せず上から新しい防水層を被せて固定。
専用の金具とアンカーを用いて、リベットルーフを下地に固定します。
下地の表面に影響を受けないので、降雨直後の施工が可能でふくれも発生しません。
 
3.40年近くの施工実績で鳥害クレーム、ゼロ
露出防水で仕上げた屋根では、カラスなどによって防水層をつつかれたり、またシーリング材が引っ張られて剥がれたりする事故例が報告されています。しかしリベットルーフは鳥害のクレームは一切ありません。
シートの落ち着いた色調と表面の適度な硬さが鳥害を受けない要因であると考えます。
クレームゼロ
上記物件は既存の露出防水がカラスのついばみによる事故が発生し、くり返し補修工事を行なっていました。
鳥害を受けず、しかも既存防水を撤去せずに改修できる防水としてリベットルーフが採用されました。
4.飛び火などによる延焼を防ぎます
リベットルーフは自己消化性を持つ樹脂を主原料としているので、通常の火災の飛び火などによっても延焼しにくくなっています。リベットルーフの試験片にバーナーを近付けると着火はしますが、火炎の供給を止めると消炎します。飛び火等では延焼しないことが実証されています。
5.地域(防火・準防火など)と構造に合わせた防水システム
リベットルーフは防火地域・準防火地域はもちろん建築基準法第22条地域の屋根構造にも防水施工が可能です。下地が鉄筋コンクリート・鉄筋鉄骨コンクリートから、ALC板および金属系の下地にも施工できる防水システムを用意しています。

保護コンクリート仕上げの改修例
既存防水はアスファルト防水保護コンクリート仕上げ
アンカー固定工法にて改修
露出アスファルト防水の改修例
既存防水は砂付きアスファルト防水露出仕上げ
アンカー工法にて改修
折版屋根の改修例
既存屋根は折版葺き
アンカー固定断熱工法にて改修
瓦棒屋根の改修例
既存屋根は瓦棒葺き
アンカー固定断熱工法にて改修

アンカー固定工法