ネオフレックスU

ネオフレックスU(環境に配慮した防水材料を使用した、外壁向け防水工事)

特徴1:防水性
鉄筋コンクリートには必ずひび割れが生じます。コンクリートのひび割れは美観を損なうばかりか、雨水の侵入によって凍害、中性化といった悪影響を及ぼします。又、たとえひび割れが生じなくても、海岸沿いでは塩分などによって表面から徐々に劣化は進んでいきます。コンクリートの寿命を長くさせる為には
  • 1)コンクリートの耐久性品質アップ:良い材料の使用・良い施工によりひび割れの防止
  • 2)建物の外壁を防水し、雨水を浸入させない
    ということが考えられます。
ネオフレックスUは優れた防水性を持つ、一成分型ウレタン外壁化粧防水材です。

ウレタンの特長、ひび割れに追従するために…

■高い伸び率
コンクリートのひび割れに追従するためには高い伸び率が必要となります。
ネオフレックスUは700%以上もの伸び率でひび割れに追従します。
■低温から高温(−20℃〜60℃)において物性変化が極めて少ない
ゴム弾性系の外壁材の中でもネオフレックスUは低温から高温で物性変化が極めて少ない為、寒冷地から温暖な地域まで広く使用する事が出来ます。
■経年による物性変化が少ない
高い伸び率や温度差による物性変化も一時的なものでは防水材として役に立ちません。
ネオフレックスUは長年にわたり、優れた物性を維持する事が出来ます。
特徴2:低温時の施工が可能
従来のゴム弾性タイプの外壁材は、エマルション系(水性)のため、0℃になると、施工できませんでした。ネオフレックスUは、反応タイプなので0℃でも施工でき、冬場の寒冷地での施工も可能にしました。また、低温時の硬化性に優れているため、養生に何日も必要とした従来の外壁材より、管理がしやすく、経済的な施工ができます。さらに、施工直後の降雨にも流されにくいのも特長です。
【低温硬化性試験】
■試験方法
0℃に静置した下地に対し、23℃・65%RHの室内で調整したネオフレックスUとアクリルゴムを2.0s/uの割合で均一に塗布し、この塗布板を0℃の恒温槽内に静置した。所定時間経過後、表面を指で触れ、糸引き状のタックを示さない時間を硬化時間とした。
■試験体
300×300×3(o)のフレキシブル板にプライマーを塗布し、硬化後、0℃の恒温槽に1時間静置したものを試験体とした。
■試験結果
材料/経過時間 2 4 6 24
ネオフレックスU-1000 × ×
アクリルゴム × × × ×
○接触するも糸引きなし。
△若干糸引き状態を示す。
×指に付着する。
【耐寒性試験】

ネオフレックスUは、ウレタンゴム系のため低温時においても優れた伸びがあります。

試験体 ネオフレックスU-1000 アクリルゴム
破断時の伸び率
(−20℃)
約850% 0〜100%

一般に、アクリルゴム系の壁材は、低温において硬くなり著しく伸びが落ちます。

耐寒性試験図

上図のような試験片を500o/minのスピードで引張り、標線間20o がどれだけ伸びたかの割合で示す。